今回は兵庫県で整骨院を運営している、宮脇康夫先生にインタビューをしてきました。
宮脇先生は、施術の提供だけではなく、運動面や睡眠面、栄養面といったトータルでのサポートを患者さんに提供しています。さらには、気持ち面のサポートまで。治療院業界でもここまでのサポートを仕組み化できている先生は少ないと思います。
しかも、そのやり方で一人治療院で100〜150万円の売上を安定して出し続けています。今回はその秘密についてお聞きしています。早速ご覧ください。
~お名前と院名を教えてください~
宮脇康夫:宮脇康夫と申します。ゆう整骨院でやらしていただいてます。クライアントのみなさんを健康に導くお手伝いをさせていただいております。実際には、整体だけにこだわらずに運動面のサポートとか睡眠面のサポートとか栄養面のサポートとかそういったもののトータルでやらしていただいてます。
そうした活動をして、だいたい100〜150くらいの月商です。その中の10%から20%くらいを物販がしめています。(宮脇先生)
~参加する前の悩み~
これはね、整体は自分なりには勉強しているつもりなんですけども、勉強すればするほど限界があるなと感じたのが一番です。やっぱり治療って言っても週に1回から2回ですよね。実際に患者さんのプライベートの時間の方が長いので、そこをどうするかってやっていったほうが近いなと思ったのが理由です。(宮脇先生)
ひと言で言えば結果が出るからじゃないですかね。自信をもって勧めることができる。あとは、サポートも結構大きいんですよね。動画とか、ソフト面ですね。ハード面だけじゃなくてソフト面もしっかりサポートしていただけるので、僕みたいなやつでもそこそこ頑張れるというのが大きいと思います。(宮脇先生)
各院で違うと思うんですけどもウチとしては「けんこう枕」が強烈ですね。治療にも組み込めますので、非常に大きな武器となってます。(宮脇先生)
宮脇先生の言葉で、「ひとりで勉強すればするほど限界を感じた」とありますが、これはとても深い言葉です。同時に、多くの治療家の先生が悩み苦しむ理由の1つです。自分でできることは、自分で体験したことのあるもの。もしくは実践したものの中からしか出せません。
しかし、すでに答えのあるものならばそれを使うことで、同じ結果がすぐに出せる。これは治療家としても経営者としても、結果を出す為には欠かしてはいけない考え方です。守破離という言葉がありますが、守を、まずはそのまま取り入れることで同じ結果を手に入れ、その先に自分のやり方も手に入れることができます。それを徹底していることが、宮脇先生の言葉からも感じ取れますね。
まずは受付周りです。物販商品を置くのはここが基本的にはメインになります。基本的にサプリ系はここに置いて、POP(ポップ)を貼っています。
POPを貼る時の注意点としては、いかに患者さんからわかりやすくするかですね。患者さんは座っているケースがほとんどなんで、座ってどう見えるかは一応意識してやってるつもりですね。なるべく正面に見えるように意識するように。
POPは手作りではなく、いただいたものでやっています。けんこうラボからももらえますし、メンバーのコミュニティの中でもシェアされているので。あとは、自院のメニューを置いてあります。
メニューは実際に施術にプラスアルファで毎回というか、患者さんに選んでいただいます。ある程度は「枠組み」は提案するんですけど、その枠組みを患者さんに決めてもらう感じですね。その先の中身に関してはある程度施術者が決めると。
実際に提案するときの資料とかがメニューとは別で「健康作戦ノート」というものを作っています。恥ずかしい名前ですけど・・・(笑)これでコースを決めていただくかたちですね。同時に、ここで商品の提案なんかもしていくというかたちです。(宮脇先生)
結構びっくりされるのは、毎回話す内容とか提案する内容をルーティンにして、それを「チェックリスト化」しています。問診の中にもう組み込んでしまってるんですけども、この中で治療目的に応じて根本改善、痛みのみの改善、などに合わせて、ですね。患者さんに全てきっちり説明できるように、そして説明し終ったらちゃんと消していく、という流れを組んでます。
実際にこれを使ってみた患者さんの感じとしては、以前の自分だったら漏らしていただろうなという患者さんを拾えたりとかするので。とくに忘れっぽいので自分は。非常に助かってます。
加えて、「食と健康講座」なんかもやったりしています。これは結構好評です。ブログとかでも評判で、患者さんにも出たい!と言ってもらえます。是非取り組んでみてください。
宮脇先生のやっている活動は、治療家が苦手とするコミュニケーションをツールを使って自然とできるものに変換しているものでした。とくに「なにを話すか?」「なにを提案するか?」をすべてチェックリスト化して、患者さんのためにも「伝え忘れの無いようにする」と言う心がけは、非常に参考になります。またPOPやブログの使い方も、とても参考になりますね。あなたもブログを使っているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
同時に、健康を提供する治療家としてもとても参考になります。施術を通じての健康の提供だけではなく、物販や健康教室の開催などを通じて、患者さんへのフルサポートを目指した運営方針は、今後の治療院業界には必要不可欠の考え方になるかもしれません。
~参加後の変化~
売上の柱が一つ出来たこと、ですね。(宮脇先生)
あがると思います。実際に嫌がる方はいない。もちろん勧め方にもよると思うんですけども、ほぼ喜ばれると思った方が良いと思います。自分も昔はそうだったんだけども、「なんか患者さんに悪いんじゃないかな?」とか思ってしまってるだけなので、実際やってみたらそうじゃないっていうのをわかっていただけたら良いんじゃないかなって思います。(宮脇先生)
実際には、毎日朝腰が痛いと言ってる患者さんでも寝起きの腰痛がないとか、、あとは治療と次の治療の合間(期間)ですかね。その間のバランス低下がマシなので治療がやりやすい。そういったところでお互いwin-winになれるので非常に良いかなと思います。(宮脇先生)
やるかやらないかだと思います。勇気ではないんですけどもやってアカンかったらそれで良いとも思うんですけども、やることが全てだと思います。そしたら、いろいろ失敗はするとは思いますけども、少しずつでも絶対プラスになると思うので、やってみていただいたら良いんじゃないかと思います。(宮脇先生)